オリジナルロゴの焼印を自作してみた
オリジナルの焼印を作りたいと思ったことはありませんか?
今日は真鍮ブロックを使ってオリジナルの焼印を自作する方法についてまとめます。
とは言え、私も初めて作ったので反省点も含めて、書いていきたいと思います。
焼印のデザインを考える
突然ですが、さぼ子さんのイメージキャラクターが誕生したのでご紹介します!
\ハーイ、さぼ子さんです!/
ゆるい!!!ゆるいですね〜〜〜〜。
もちろんモデルはサボテンですよ。わかりますよね?ね??
で、もう少しロゴちっくにしたいな〜と思いまして、描いたのがこちらです。
今回は、こちらのデザインを焼印にしたいと思います。
※後ほど記述しますが、初めての焼印作りでこのロゴは複雑すぎました・・・。
初めての場合は、とにかくシンプルなデザインにすることをお勧めします。
焼印作りの素材と道具について
まず、焼印作りに必要なものをご紹介します。
真鍮ブロック
焼印は真鍮を彫って作ります。真鍮とは、銅と亜鉛の合金です。
今回は20mm角の真鍮ブロックを用意しました。
こちらの真鍮ですが、ホームセンターなどにはなかなか売っていません。
今回は東急ハンズで400円ほどで購入しました。
今のところ、量販店・ホームセンターでは東急ハンズでしか出会えていません。
購入する際にはネット通販も探してみてください。
私が探した限りだと、以下のショップが安いです。
棒状の真鍮を販売していますが、1カット100円で切断もしてくれます。
以下の商品で20mm角のブロックを5つ作れますが、それでも1200円程度です。安い!
快削真鍮四角棒 C3604B 20mmX20mm 長さ100mm
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ルーター(リューター)
続いて、真鍮を彫るための工具です。
私はプロクソンのミニルーターを使用しています。
握りやすいサイズで作業がしやすいです。
また、ホームセンターでも取り扱っていることが多く、様々なビットも用意されています。
プロクソン ミニルーターセット 14種類のビット付き MM100 28525-S 電動工具 リューター
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その他
・トレーシングペーパー(写し紙)
・クレヨン
・油性マジック
真鍮ブロックにデザインを転記する
必要なものが用意できたら、早速真鍮ブロックにデザインを転写します。
スタンプのように、デザインを反転させて真鍮に転写する必要があります。
手順
①トレーシングペーパーに油性マジックでデザインを描きます。私は20mm×20mmのサイズに合うように印刷したロゴデザインをトレーシングペーパーで写しました。
②描いたデザインをクレヨンで塗りつぶします。上の写真のように油性マジックと違う色のクレヨンで塗りつぶすとわかりやすいです。
③トレーシングペーパーを裏返しにし、真鍮に重ねます。(クレヨンで塗りつぶした面を真鍮に当てます)
④鉛筆などで油性マジックのラインをなぞると、クレヨンが真鍮に写ります。
⑤このままでもいいのでしょうが、ラインが消えると困るので真鍮側に転写されたクレヨンの線を、さらにマジックでなぞりました。これで転写が完了です。
きちんと反転して転写できていますね。
ルーターでデザインを彫っていく
続いて、デザインが転写された真鍮を、ルーターで彫っていきます。
やり易い順番で彫っていけば良いのですが、デザインのラインをなぞった後に、広い面を彫っていくと良いと思います。
深さ1mm程度まで彫っていくことを目安にしてください。
真鍮を彫るとかなり細かい屑が出ますので、汚れても良い場所で実施してください。
我が家では、ダンボールで作業用ボックスを作っています。笑
(こちらも今度ご紹介しますね)
地道にルーターで彫っていくわけですが、この作業がなかなか難しい・・・!
今回は20mm角と小さめのサイズにした上に、デザインが細かすぎて思うように彫れませんでした。
慣れるまではとにかくシンプルなデザインにすること。これ鉄則です。
今回は諦めの境地。
彫りながらどんどんシンプルにシフトチェンジしていきました。
そして彫り終わったものがこちら。
あれ・・・さぼ子さんのトゲは・・・?隣に咲いていたお花は・・・?
「SABOCO」の表記がかなり短縮されているような・・・・・・・・?
慣れるまではとにかくシンプルなデザインにすること。大事なことなので3回言いました。
(写真を撮るのを忘れて、焼きを入れた後に撮ったので一部黒くなっています)
さっそく焼印を押してみよう
彫り終わったら、試し押しをしてみましょう。
試し押しをして、彫りが足りないところなどがあれば都度修正をしていきます。
まずは真鍮を熱します。
今回はカセットコンロに網を置いて、その上に真鍮を乗せて熱しました。
火にかけて5分程度熱します。じっくり待ちましょう〜。
まだ持ち手をつけていないのでトングなどで慎重に掴んで、いざ!木に押してみます。
ここでNG例!
焼印を押すシーンを見たこともなかった私たちはギュ〜っと押し付けてみました。
うわ〜!煙ぃ〜!!とテンションが上がっていましたが、普通に丸焦げになりました。笑
あまり強く押し付ける必要はなく、少し押さえてあげるだけで大丈夫です。
そして押したものがこちら!!!!
左が焼きすぎたNG例。右は結構いい感じでは〜〜〜?
もはや自画自賛ですが、一生懸命彫ったものがこうして形になっていることに感無量・・・!
これで焼印の部分は完成です!
自作の木工細工に押してみる
桂の木で作った小皿に押してみました。
一気にオリジナリティが増して、愛着が1億倍くらいに膨らんだ思いです。
また作品ができたら押していきたいと思います〜!
持ち手をつけて焼印として完成させる
実際に押す際には持ち手がないと位置決めが難しいですし、火傷の恐れもあります。
後日持ち手をつけたいと思っています。
持ち手をつけた暁には、また記事にできればと思います!
今回は、ルータで地道に彫っていきましたが、腐食液を使って作る方法もあるみたいですね。
腐食液を使った方がデザインをそのまま写せそうですが、自分で彫った焼印も苦労した分、満足度が高いです。
世話が焼ける子ほど可愛い・・・みたいなものでしょうか?
何はともあれ、これからどんどん木工細工が楽しくなりそうな今日この頃です。
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